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覚え書き10 「pinkのfebruary」LIVE in 武道館 千早&あずさ [自作動画解説]

カクテルにぶつけて玉砕させてしまいました、ごめんね!>千早&あずさ
そんな第10作


観て下さった皆様、暖かいコメントくれた皆様、マイリスや宣伝を入れてくれた皆様、誠にありがとうございます!

さて

このblogの本題の"覚え書き"です。解説のようなものです。
『作ったMADの記録を残しておこう。きっと後で見ると恥ずかしい参考になるだろう』という主旨です。

格納します
眠いので短いです。

■制作環境
 ・Hardware: AMD PhenomⅡX4 940Black Edition, 4GB DDR2, GeForce7200GT, MonsterX-i
 ・Software(映像)
   - Adobe Premiere Elements 4, Photoshop Elements 6, nukim@s-2
 ・Software(音)
   - Adobe Premiere Elements 4
 ・Software(エンコード)
   - つんでれんこ

もうすっかり慣れてしまったので、歓声・コール入れを含む音いじりをPremiere Elements 4でやっています。音作りは60fpsの音専用のプロジェクトを使ってます。その方が微調整が利くから。というか音作りにfpsって・・・w やっぱり変ですね私。
ただ、動画編集と同じ感覚でできるので(多数のトラックで重ねる・速度調整する・BPMからコールのタイミングを割り出すetc.)、意外とやりやすいのです。

■音プロジェクト晒し
最近、ライブ風音源にするために音を大きくいじっているので、ここはひとつ音プロジェクトを晒します。
pink_sound.jpg
・赤で囲ったところ:歓声
・青で囲ったところ:「ハイ!」
・緑で囲ったところ:手拍子(32拍分まとめてあります)
・橙で囲ったところ:「イエーイ」
こんな感じでトラックを自由に使えるのをいいことに適当に突っ込んでいきます。
それぞれの音は大人数に聞こえるように加工済(それもPE4上で山ほど重ねて作成)ですが、それでも足りなければこのように重ねて厚みを出しています。

■映像プロジェクト晒し
pink_visual.jpg
これはサビの最後とアウトロが仮組み状態、その他は完成版のものです。
これぐらいパーツが増えてくるとPEが異常に不安定になるので、この後前後半でプロジェクトを分けました。全体を一望できる最後のversionがこれだったのでこれで。
出来上がりがシンプルな割にはぐちゃぐちゃでしょ?

■選曲について
前作の「ありがとう・・・」を作っている間、もちろん楽しかったのですが、しんみりした曲で作っているとどうしても暗~い気分になってきてしまうので、次は明るく楽しい曲にしようと決めていました。もちろん、今まで通りアイマスレディオ系、ミンゴス&ちあキング縛りで。
そこで白羽の矢が立ったのがラストCD「LONG TIME」の「pinkのfebruary」でした。サビでどんどんキーが上がっていくのがテンション上がっていいですよね。ノリノリのライブにしてやろうと思ってました。選曲したのは12月。UP目標は2月14日。諸般の事情により2月14日に「お試し版」を上げ、完成版が5月になったのはご覧の通りです orz
思えばマイナーな曲(失礼)で作るのは初めてでした。

■全体の構成について

1. ライブ風味を増すことに力を入れました。テーマは2つ。
・「光の点滅」を強調したれ!
  よくよく考えたらアイマスのノーマルステージって色の変化は激しいですが明るさの変化は
それほどありませんよね。ライブステージってもっとテカテカしてるじゃないですか。
光の表現をPEで綺麗にやろうとすると苦労することになると分かってはいたのですが・・・。
・「客席視点のバリエーションを増やそう」
 前回採用した超スーパーロングカメラ(客席後方からのぶち抜き視点)のバリエーションを
 増やし、客席の「中」に居るような低い視点の映像も入れました。これは臨場感あるだろう
 と勝手に自負してます。

2. ダンスはかわいく派手に
 前作「ありがとう・・・」の反動です。Princess Brideで有名な「ポジティブのサビ」を
 自重せず使いました。ちなみに記憶では全部で11曲使ってます。使いすぎです。

3. 目立たないこだわり

その1:全編抜き合成
毎度のことですが、ノーマルPV風にみせかけて全編抜き合成です。
背景に映像を挟み込むため&ステージをピンクに色調補正するためです。

その2:ハメコミ合成
 「お試し版」と見比べるとわかると思いますが、90%ぐらいの場面で、背後のスクリーン
の映像をハメコミ合成で作っています。
pink_long_hamekomi.jpg
例えば上の場面。デュオのLongアングルではスクリーンのカメラは2人の中間点を写します。
すると最悪誰も写っていない映像がスクリーンに投影されます。そんなの格好悪いので
ここでは別撮りしたUp画像をはめ込んでます。もちろんスクリーンはぐりぐり動きますので、
どうにかせねばなりません。PEだと若干手間かかります(いい方法あったら教えて)。
PEはマットを使った合成をする際、マット側も合成する画像側も、リサイズや移動が一切
効きません。
なので、
  ①はめ込みたい動画をスクリーンの位置に合わせて拡大縮小移動させて作り、
   一旦書き出します。
  ②マットを作るためにスクリーンの形に合わせて4点ガベージマットでしこしこ
   切り抜いた動画を作り(綺麗に仕上げたければキーフレもそれなりに増えます)、
   これもα付きで一旦書き出します。
  ③ ①と②をトラックマットキーエフェクトで合成してスクリーンの上に置きます。
 うわー言葉じゃ説明が面倒な上に分かりにくい。分からなかったらゴメンなさい。

 あと、「arcadia」で、でか文字でコメントされたので(今でもあります邪魔ですが)、
 スクリーンのキャラは1フレーム遅らせてあります。スクリーンの中のスクリーン
 のキャラは2フレーム遅らせてあります。違いがわかるかな?わかるといいのですが。

※ハメコミ合成追記(5/3 PM15:30)
 そうそう、私の動画、0804P合作、単独動画だと「white love」から、無人ステージを
 使ってその上にキャラを合成していることが多いのですが(というかUpやMidカメラの部
 分はほとんどがそうやって出来ています)、今回からはこんなものを作って使っています。
 mujin_budoukan_alphanuki.jpg
 静止画(1200x720pixcel)です。スクリーンの部分をPhotoshop Elementsでα抜きしてあります。
 (灰色の市松模様の部分が抜けている部分です)
 これを使えば、ハメコミ合成をする際、はめ込む動画を切り抜かずに裏に置くだけですので
 格段に合成が楽になります。
 デメリットは、「静止画」なのでライトなどの装備品が動かない点ですが、今回の場合
 ライティングは後述の「照明効果」や「レンズフレア」等々でやってしまっているので
 問題にはなりませんでした。

■演出について

・PE最大の武器「照明効果」「レンズフレア」
 PEでキラキラした映像を作るには必須です。逆に言うとこれぐらいしかキラキラ効果の
 出せるエフェクトがありませんw。
 ステージ全体の明暗づけに「照明効果」、背後のライトからの逆光に「レンズフレア」
 を使っています。
 どうしてものっぺりした映像しか吐き出せないPEにあって、この2つは上手く使えば
 After Effectsでの処理とまではいきませんが、光沢や質感のある光を浴びせることが
 できます。今回は全編に渡って使っています。点滅のためにキーフレを山ほど打つ
 ハメになりましたが、ただの明るさ調節だけだとのっぺりした明暗になってしまい
 ますからここは頑張りどこです。

・プラグインを活用した演出
 フリーのAEプラグインに大変お世話になっています。AE用のプラグインがPEでも
 使えることがあるのは有名な話です(基本的なものしか動きませんが)。
 逆光時のキャラのフチの光沢は bry-ful さん作の F's Edgeblur を使っています。
 裏に明るくしたキャラを置き、その上にエッジにBlur(ぼかし)をかけて暗くした
 キャラを置くと、フチがほんのり光ったようになります。
 bry-fulさんのページへの直リンクはしませんので検索してみて下さい。

・超ロングアングル2種
 前作でもやりましたが、超ロングカメラ時のステージを「描きました」。もちろん
 切り貼りを多用しましたが、これが一番時間かかったかもしれません。
pink_sslong1.jpg
 少し斜め上からのアングル(3600x1000pixcelぐらい)。↓ここで使いました。
 pink_OP.jpg
 
 pink_sslong2.jpg
 観客視点。↓ここで使いました。
 pink_outro.jpg

 どちらも、スクリーンの部分はα抜きしてありますので、この裏に動画を置けばスクリーン
 のハメコミ合成がお手軽にできるようになっています。

・サイリウム

節操なく色々混ぜてます。モリモリソザイを加工したもの・実写を加工したもの・自作をそれぞれ合成しています。自作サイリウムは↓ここのほとんどのものがそうです。
pink_outro.jpg
とにかくまずは10本ぐらい動きをつけて書き出し、あとはそれを拡大縮小反転簡易3Dなどちょっとずつ変えて重ねて、どんどん増殖させていきます。で、それだけだと動きの統率が取れすぎでつまらなかったので、実写のサイリウムを少し混ぜてあります。

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疲れてきたのでこんなところでw

これを読んで下さった方、ありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。
特にPEだけで頑張っている方に。PEだけでもこれぐらいはできるんだぞ、と。

#まだPEの力を使い尽くしている気は全然しません、照明効果の照明も同時に2本まで
#しか使ってませんし(1つの照明効果エフェクトで6つの照明を炊くことができます)。

以上です。

■反省点
・影付け忘れた・・・
・演出が単調かな・・・
 (そろそろ新らしい演出のネタが切れてまいりましたどうしましょうでこうなりました)

■次回作
全然考えていません。選曲から考えます。というか毎度のように1ヶ月ぐらい何もしない期間が挟まるのではないかと思ってます(休養ではなく通常状態でそんななんです)。

また次回作が出来ましたら、よろしくお願いいたします。
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桐野彰

音声や映像プロジェクトからあれだけの臨場感を出す為に精緻に作られいるのには、驚かされました。そして、ロングアングルや観客目線を表現される為にこんなに手を加えられているのかと感心もさせられました。
作業の成果であるあの様な作品を見させて頂くことは、贅沢な事だと思います。
素敵な作品を見せて頂き、有り難うございました!
by 桐野彰 (2010-05-03 22:14) 

kemaribu

blogまでお越し頂き、ありがとうございます。
正直、労力コストパフォーマンスが悪いなぁとは思っていますが、凝っただけ自分には分かる違いが出てくるので、ついつい凝ってしまうんですよね。
ただ、素晴らしい映像をお作りになるPさん達の中にはもっと労力を割いているような方もいます。そういう「謎の技術」ならぬ「謎の努力」も私は大好きです。・・・なんて視点で動画を見てみるのも面白いかもしれません(頭でっかちになってしまうかもしれませんがw)。
それはさておき、拙作を楽しんでいただけたようで何よりです。作る側にとっては反応があるのが無上の喜びですので。
ありがとうございました!
by kemaribu (2010-05-03 22:58) 

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