制作メモ１９：「誰がために」 サイボーグ009 OP再現風 アイドルマスター

ご視聴くださった皆様、マイリス・コメント・広告打って下さった皆様、ありがとうございました！


今回は、ご存知の通り（？）、合作の単品です。

では、このblogの本題である制作メモです。解説のようなものです。
『作ったMADの記録を残しておこう。きっと後で見ると恥ずかしい参考になるだろう』という主旨です。

格納します

■制作環境
　・Hardware:
　　　- PhenomⅡX4 940Black Edition (3GHz x 4core) , 16GB DDR2-800,
　　　 GeForce430GT, MonsterX-3
　・Software（映像）
　　　- Adobe Premiere Pro CS5, After Effects CS5, Photoshop CS5 Extended
　・Software（音）
　　　- Adobe Premiere Pro CS5
　・Software（エンコード）
　　　- つんでれんこ ver2.55

ivy Bridge にするお金がないよ！

■作った経緯
・主宰のGたま(ネコ系)Pから合作に誘われまして「おっほい 　ヒーローものなら大好きな曲が山ほどあるぞ！」と思いホイホイ参加しました。
　※ところが集まったメンバーを見て「やばい、これやばい、濃い。レベルも
　　とてつもなく高い」と、どえらいブレッシャーになったのは言うも及ばず。
・少し今までと違ったことにもチャレンジしてみようかなーと思った（MMDにも
　触ってみたかった、今後使うかは別にしても)。

等ありますが、選曲はすんなり決まりまして、「誰がために」。
この曲、当時から大好きだったんです。見てたのは子供の頃だったので曲を作った
方々のことを気にするような頭はなかったのですが、後々になってみたら
　作詞：石森章太郎 作曲：平尾昌晃 編曲：すぎやまこういち
熱い。そりゃ熱いわ。オーケストラ調な入りはすぎやま節かーなどと思った次第。

仮面ライダー等々そうであり、ヒーローもののひとつのテンプレではあるのですが、
ヒーローでありながら影がある、人知れず人のために、平和のために戦う。
というのが自分の琴線に触れます（自分がそういう人を目指せるかっていうと全く違い
ますがorz）。

「だが我々は・・・サイボーグ戦士　誰がために戦う」

サビの歌詞、大好きです。

とか言いつつ、エピソードとしては戦っている場面よりも、ゼロゼロナンバーズの
日常についての回の方が好きだったりするのですが(笑)。

・・と、多分こういうこと語りだすと長くなる上に、本物の評論家に鼻で笑われる
ので語りは止めときましょう。

■全体的な演出について
方針は選曲の時点であっさり決まりました。でもかなり無茶な方針でもありました。
1) OP再現
2) 出来る限りオールスター、出来る限り配役に意味をもたせる
3) MMDを使う
4) でもアイマスモデル大好きっ子なので、出来る限りMMDっぽさを出さない
5) 上記の理由により、BodyはモーションのためMMDを使うが、Headは
　 アイマス2を使う（顔が命の吉徳雛人形的発想です）

5) が方針として思いっきり間違っている気がするのですが、こんなことやる奴
他にいないだろうということで、チャレンジしてみた次第です。
結果はご覧の通り、微妙な出来でしたがｗ

■配役の根拠
これは書いておくと楽しいかな。大体皆さんの予想通りとは思いますが書きます。

001：イワン・ウイスキー　＝　美希一択
[理由] いつも寝ている、覚醒すると凄い
[コメント] コメでは草が生えていますがこれほど順当な配役はないでしょうｗ

002：ジェット・リンク　＝　伊織
[理由] ツンデレ、仲間に対する情が厚い
[コメント] コメで大気圏突入のシーンに言及するものがありましたが、伊織って
あの場面にぴったりですよね

003：フランソワーズ・アルヌール　＝　雪歩
[理由] 一番女の子っぽい、ゆきまこ
[コメント] ごめん安直にゆきまこです

004：アルベルト・ハインリヒ　＝　千早
[理由] メカ、スペックは高い、基本暗い、悲しい過去がある
[コメント] 千早Pとしてはアレなんですけど仕方ない、ただ004好きです

005：ジェロニモ・ジュニア　＝　やよい一択
[理由] まっちょちょん（中の人）
[コメント] 他に理由があろうか！

006：張々湖　＝　春香一択
[理由] OPでどんがら
[コメント] 他に理由があろうか！

007：グレート・ブリテン　＝　亜美真美
[理由] ギャグメーカー、変身で亜美→真美→それだけかい！をやりたかっただけ
[コメント] 実は厭世家、という辺りはスルーでお願いします

008：ピュンマ　＝　響
[理由] 海、泳ぎ得意、自然を愛する的なとこ
[コメント] 実は博識、という辺りはスルーでお願いしいますｗ

009：島村ジョー　＝　真
[理由] 加速装置、まことまえ、ゆきまこ
[コメント] 真が加速装置を装備していることは、アニメアイドルマスター10話(運動会)
でも実証済なのですんなり

ギルモア博士　＝　貴音
[理由] 白髪（銀髪）、偉そうだけどズレてるところもある
[コメント] 髪の色でほぼ一択でした

さて・・・余ってしまった、ホントごめんなさい、あずささんとりっちゃん！
アズサイズ、リッチェーンにて登場という、酷い仕打ちをぶちかましてしまいました。

■技術的な話
今回は、完全にトレスのようなものですから、個々の演出について人にお伝え
できるような内容はありません。ざっくり以下のような作りです。

1) アイドル（ゼロゼロナンバーズ）
　アイマス２の頭、MMDの体、手書きのマフラーを、AEもしくはPr上で合成。
2) メカ類
　MMD。オーバーマスターの噴射は手描き。
3) その他（タイトルとか海とかヒカリモノとか）
　手描きトレス。光らせるのはAEのグローとブラーを重ねて作ります。

書くべきところは 1) だけでしょう。
ただし、やってみて分かりましたが
よい子は絶対に真似してはいけません
もう無理。めんどくさい。
MMDだけで作って、モデルやMMEや後処理でそれっぽく見せる方が時間的
コスパが断然良いです。
ただ、どうしてもアイマス２の顔だけは譲れなかったので、半分意地で
こうしてみました。

割と上手くいっている例を挙げて説明します。

響のピュンマ (008)
原作のモーションに合わせて以下のようにしました。

1)
アイマス２の頭は自分REST@RTのサビ直前の頭を下から上に上げるところを
Mid斜めアングルで撮って抜きます。


2)
MMDはの体はそれに合うことを意識しながら、モーションとカメラをつけます。
そうそう、マーチングバンド衣装の色替えはMMDの段階で行ったのですが、
手袋が服と一緒に赤色に変わってしまうので、手はあとでAEで肌色に色替
えしてあります(ロトブラシで範囲指定→色調補正)。



3)
マフラーは手描きで3枚Photoshop描いてひらひらさせるようにします。
(画像省略)

4)
水泡はPhotoshopでパーツを描いてAEで動かし、広がる輪っかはAE上で描きます。
(画像省略)

5)
まず響を作るべく 1)～3) をAEで1コマずつひたすらくっつけます。
継ぎ目は頭側をマスクで切り取って調整しました。頭と体のサイズ比ですが、もう
根拠も何もなく見た目で調整。下のスクショは頭と体をくっつけるコンポジション。


6)
5)のコンポジションと4)のコンポジションと前のシーンから居残っている真を
Prで合わせて出来上がり。



とにかく、5)がめんどい上にクオリティが微妙になる元凶ですね。
衣装をマスクで切り貼りしてしまう仙人やアイマス歌劇団の人に比べると鼻で
笑われる合成なんでしょうけど（笑）

■補足（曲について）
比較版を作って下さったこざかな氏は苦労したかもしれません。
テンポがオリジナルと違います（ピッチは同じです）。
また、数秒分だけショート化してあります。（タイトルの「うっうー」の部分が1回分省略されています。メドレーの時短のためです）。

■反省会
・合作の〆切には見事間に合いました：◎
　他の方のための〆切延長の間にキャプテン翼を作っちゃっいました・・・ｗ
・配役：〇
　結構気に入っています
・OP再現：〇
　いい線いっているとは思います
・クオリティ：ＸＸ
　昭和映像の再現ということで許して・・・＞＜
　前述のように、無茶なことをしたり、手描きトレスのコマ数省いたりしたので
　映像的には雑になってしまいました。
　苦労してこねくり回してはみましたがアラは消せませんでした（これ以上時間
　かけるのも…というのもありました）。

映像のクオリティはともかくとして、色々経験を積むことはできたからよかったかなあと。
完全に我流なので、きちんと作ったものに対抗することができない、と考えると
不要な経験だったかもしれませんが・・・（あ、また落ち込んできた）。

■次回作
疲れた・・・GW中に再起動しようとは思いますが微妙です。
また、ライブステージものに戻る予定です。
ただ今回のような 我流変態処理Part2 が行われる予定なので、すんなり出来る気がしません(笑)。

では今回はこんなところで。