覚え書き０６ ０８年４月Ｐ合作・感謝祭メドレーＰＶパート

このblogの本題の"覚え書き"です。
『作ったMADの記録を残しておこう。きっと後で見ると恥ずかしい参考になるだろう』という主旨です。

part3

私が担当したのは感謝祭本番の「メドレーＰＶ」で、part3の8分ぐらいから始まります。
あれ？part1の半分も再生されてないじゃないですか。皆さんもっと観てくださいよー。
長い作品ですが、是非part3まで辿り着いて頂きたく。
で、そこまで観ていただければpart4まで一気です。

では合作で私が担当したパートについて長々と語ります。
ネタバレ成分を含みますので格納します。

■担当した経緯
ＰＶ屋はＰＶを作った方が勝手が分かって楽だろうと安易に思い、このパートに立候補しました。
立候補した段階では、メドレーを１人で作るか合作になるかは決まっていませんでした。
しかし、よくよくパートと人数の関係を見たら・・・ここ１人ですね、はい、ということに。

■曲数について
もともと１４曲なんて注文は総指揮の海月Ｐからは入っておらず、全員が１回ずつ出ればそれでオッケーでした。
しかし、いざ曲選びに入ってみると1人2回ぐらい出してやりたいなーと思うに至り、
ソロ１０曲＋デュオ/トリオで４曲
になった次第です。欲張りですね。やると宣言した時点では、こんなに苦しむとは思っていませんでした。

■全体的なコンセプト
コメを見て涙ちょちょ切れているのですが「いかにライブでありそうなことをさせるか」を念頭に置いて作りました。視聴者に伝わったようで私が一番感激しています。

■選曲
公式曲限定という縛りは当然ですが、あとは私の好みで選んでいます。ＭＡ曲はダンスを考える必要があるのだからもっと減らせば楽になったんだなと気づいた時には後の祭り。

■製作環境
　PC: AMD Athron X2 4850e, AMD 780G, 4GB DDR2
　キャプチャ: PV4
　編集(映像): Adobe Premiere Elements 4, Adobe Photoshop Elements 6, WAX
　編集(楽曲): Adobe Premiere Elements 4, 歌声りっぷ

　特筆すべきは、今回も繋ぎ・ハモリを含めた音編集をAdobe Premiere Elements 4で
　やったことです。使えますよPE。

■各曲について
ここから先は、1曲ずつ語ります。

＃１「THE IDOLM@STER」春香

まずは春香でこの曲、というのは初めから決めてました。
トップバッターがステージに飛び込んでいくのって、きっとドキドキしますよね。
「光の中に飛び出していく春香」の部分に力を注ぎました。
しみつＰの前フリとの親和性もバッチリです（あそこは私が先に出来上がったので、しみつＰに合わせて頂きました。感謝）。

畳み掛けてスピード感を出したかったので、2+8小節で伊織に交代。短くてごめんはるるん！

＃２「Here we go!!」伊織

「なんだただのノーマルＰＶを繋いだだけか」と思われるのが一番恐ろしかったのでｗ、序盤で一発変わったことをしてやろうと思い・・・

花道（張り出し）に飛び降りてもらいました。

　Topic:無人ステージ
　このＰＶで多用しているのが『無人ステージ』。
　ソロとデュオの動画を切り貼りして作ったのですが、これに抜いたキャラを重ねれば、
　普段あり得ないところにキャラを立たせることができてとっても便利！

＃３「瞳の逢う瞬間」千早

反省動画１。時間足らずでダンスの選択と表現の詰めが出来ていません。
でも、手間ひまは相当かかっています（悩んで、製作時間だけはかかっています）。

スクリーンへの写りこみは箱〇の機能ではなく、自分で作ったハメコミ合成です。凝ってはいるんです。

＃４「魔法をかけて！」律子

前の曲の最後のバスドラ3発にアイコンがぴったりハマりました。このアイコン作るのが楽しくて楽しくてｗ
一方で標準の曲を「魅せる」のは本当に難しく、ここではカメラワークをこまめに切り替えて飽きさせないよう心がけました。振り付けも1箇所わざと変えてますしね。


＃５「GO MY WAY!!」やよい

製作初期に完成したパートでした。
正直この曲まで飽きさせなければ勝つる！というのを心の支えに前の４曲を作っていました。
もちろん〇゛ャニーズ系リスペクトです（決して紅白のアノ方々では…）。
ここでのコメの多さに感激しております。

ニコマス界隈では、それはもう多種多様な高度な演出がある中、古風でシンプルな「宙吊り」って意外とありませんでしたよね。してやったりです。

＃６「ポジティブ！」亜美

全体の尺が長いかなーと思い９小節しかありません。
が！反響の多さが１・２を争うことになったのはもちろん

真美さんありがとうございます。後でのことを考えるとそんな訳ないのですが、敢えて「私服」です。
自分でもびっくりする程カメラワークもきれいにハマり、大変気に入っています。

＃７「Kosmos, Cosmos」雪歩

畳み掛けます。
いきなり花道に登場です。背景はドーム遠景の静止画。ただし、スクリーンだけ動画から貼り付けて、静止画っぽさを緩和させています。
そして、見せ場

仮組みしてみたらぞわっと来たので、頑張って完成させました。
観客達がサイリウムを振っていることに気づいてもらえると幸いです。
このアングルの映像もなかなか無かったかと。
その後ちゃんと振り向かせてつじつま合わせてあります。

＃８「隣に・・・」あずさ

無理矢理音を繋いであずささん登場。
前作『蕾』を見た方は　流用ですね、わかります　と言い出しそうな演出。

ついに今日、カレーＰに桜使い倒すなぁと言われました。
でも知らない人には凝ったように見えるところがポイント。低再生数Ｐならではの技です（？）

＃９「迷走mind」真

反省動画その２。製作初期に作ったのですが、地味すぎました。
ここでの特徴を「フラッシュ多用」にしようと思ったのですが、他パートでもフラッシュ多用してしまったために特徴がなくなってしまいました。

序盤の静止画の表情はかわいいのを選んだつもり。
でも曲と色調によりやっぱり「オウジサマ」になってしまった感じがして、真には申し訳なく思います。

＃１０「relations」美希

前曲との音の繋ぎが完璧にハマりました。
そのまま勢いでカメラをグリグリ動かして躍動感を出し、もちろん胸と腰にもカメラ寄せてとｗ

思いの他カッコ良く出来て満足。
ただ、美希にrelationsを歌わせると自動的にカッコ良くなりますので、素材の時点で既にイケてましたｗ

＃１１「FO(U)R」春香・千早・やよい（you-i）

着替えの演出は最初から決めていて、仮組みも製作初期からありました。
・・・が、ダンスの選択に悩み本組みをしたのは最後でした。これを作ってクランクアップだったという意味でも感慨深い曲。
「神様のバースデー」の振り付けに助けられました。
歌姫楽園専用Ｐみたいな私ですが、ラジましょ～Radio for You! ももちろん外せません。
作り始めた当時、Radio For You! 最終回＆公録直後だったので、ミニウェディングにしようと思っていたのですが、旬を過ぎてしまったのでカラフルな方向に衣装チェンジ。


ユーミンのコンサートだったかな、このように映像やシルエットを投影する等して時間を稼いでいるうちに着替えてたのを思い出して、ここで使いました。
コメをみると狙った以上の反響で涙出ました。

＃１２「my song」あずさ・律子・美希（巨乳艦隊）

ここと前曲との繋ぎも気に入ってます。
ここはノーマルＰＶ風かな？と思いきや・・・
ハモりです。

告白致しますと、ハモリの譜面はan3Pの有名な「アイドルマスター 千早、あずさの mysong（歌姫楽園風味）」を耳コピしたものです。3人だとまた違った風に聞こえますね。an3Pにはこの場を借りて感謝の意を表します。
カラオケを作り、歌声りっぷでVocal抜きをして、PEのpitch shifterエフェクトで音程を変えたものを重ねています。音方面の高機能なソフトを使えばもっとあずささんの下ハモりが綺麗になったかもしれませんが今後の課題ということで。視聴者の皆さんがハモりにいつ気づくかなーと心配でしたが、すぐ気づいてもらえたようで嬉しいです。
カメラワークも割とすんなりと決まり、綺麗にまとまりました。

＃１３「エージェント夜を往く」真・真美（お約束）

メドレーでこの曲は外せないでしょう。
ここでも主役を真からぶん取ってしまった

真美です。１ステージ中に交代することもありますよきっとｗ
あと舞台裏。

エージェントのあのダンス、仲間達はみんな舞台裏で一緒に踊っているに違いない！とか考えると楽しいですよね。そのままストレートに躍らせてみました。

＃１４「私はアイドル」伊織・雪歩（仲直りコンビ）

トリに　うぃすぱーぼいす　コンビを持ってくるのは賭けでしたが、これはストーリーのあるミュージカルですから、伏線のあるところ回収せずには居られませんｗ
しみつＰの紙芝居で仲直りはしたものの、ホントに雪歩大丈夫か？という状態でここに来たと思っていただければと。
・・・で、完璧なシンクロで魅せる２人！

この曲、サビのダンスに萌えポイントが多数あって好きなのですが、その各ポイントで必ず２人とも出すようにしています（並べたり、時分割にしたり）。それで２人のシンクロができていることを表現しようという狙いです。２人とも凸が光るのはおまけ。

最後の星はマヴェＰの完成品を見てから入れました（マヴェＰとのシンクロですｗ）。


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以上長くて申し訳ございませうん。ネタバレしまくりですし。
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■振り返って
やっと終わったー、いうのが正直な感想。何ヶ月かかったの？自分。
しかし、実験的なことも沢山できたので満足です。いい勉強になりました。
さらに、コメも多いし反響もよかったようで、予想以上の収穫に喜んでいる次第です。

・・・たっ、単品希望のコメが！？
この合作のストーリーに特化した演出もあるし、単品だと魅力半減なんですよね。
でも本編の宣伝だと思って、うｐしてもようかなとも考えたり・・・。

■反省点
・時間かけすぎ
・睡眠時間削りすぎ
・自分で作った動画見て気絶しすぎ（いつものことですが）
・そもそも無謀な計画（間に合ってホント良かった）

■次回作
冬の歌がいくつか候補に・・・
今回ので疲れたので次はゆっくり作りたいのですが、季節は待ってくれないんですよねー。